まもなく卒業を迎える高校3年生の皆さんの同窓会入会式を
本日行うことができました。
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いよいよ来週、卒業の日を迎えられる59期生の皆さんへ心からのお祝いを申し上げます。皆さんのご入会を、同窓会メンバー一同、心から歓迎いたします。
18歳で成人を迎えた皆さんは、これからの新生活を1人の大人として歩んで行かれます。
大人になったから「何でも完璧じゃなきゃいけない」なんて思うかもしれませんが、何歳になっても、何ひとつ苦手なことがないなんていう“完璧な大人”は、なかなかいらっしゃらないものです。
皆それぞれ、人より得意な事、苦手なことがあります。それが何かを自覚できている人もいれば、気づいていないままの人もいますが、それを慌てて見つける必要はないと思います。ただ、いつも心に置いていただきたい事は、私たちは1人で生きているのではないということです。見えないところでいつの間にか誰かを助けて、助けられて、支え合いながら過ごしているんだという事を、どうか忘れないでいてください。
この学校での生活で皆さんが学んだ「誠実、隣人愛、喜び」はこれからの人生でとても大きな羅針盤になることと思います。
これからの新たなステージでたくさんの幸せや困難に出会うと思いますが、これまでに学んだ祈りの言葉にもある
「愛されるよりも愛することを、許されるよりも許すことを」
という気持ちを是非見失わないでいて欲しいと思います。きっと、気づかないところで皆さん自身も誰かに許されたり、助けられたり、愛されているからです。周りの人を認めて許す心は、なによりも強く、また多くの人を救う力となるはずです。
皆さんがこの学院から旅立たれた先で、進む方向が見えなくなる事もあるかもしれません。そんな時は、みなさんを心から応援している先生方や私たち同窓生がお待ちしていますので、いつでも母校を訪れてください。
皆さまの新しいステージでのご活躍を心からお祈りしております。
聖母被昇天学院同窓会 会長
堀 友規子