Again賞2013のご報告

again voice|2014.03.23
今年も春が訪れました。
同窓会は今、昨年からの事業、
取り組みの振り返りを行っています。

その中のひとつ、
現在の被昇天に在学する生徒達を応援、支援する活動、
"Again賞2013"も、
生徒たちから活動終了の報告を受け、
3月20日、中高自然科学部の「ビオトープ建設」を
同窓会として高く評価し、表彰することができました。

   クリック
   ↓
       3月13日 最終面談の模様 
  生徒たちの緊張と必死さが伝わってきました!!

   3月20日 表彰式の模様  
      中学卒業式のあと聖堂で行いました。

     自然科学部の最近の活動日記ブログ 


2012年度の、生徒会執行部による、
「中学校高等学校東館南側斜面の緑化」に続き、
被昇天の生徒として、
中・高生らしい、生徒達自身の企画を、と募集しましたところ、
この度は自然科学というテーマに、
日々、クラブ活動として真面目に取り組む彼女たちに
出会うことが出来ました。

普段、被昇天⇒科学というイメージの無い私たち同窓会にとって、
今回Again賞を受賞した「ビオトープ建設」の活動以外にも
自然科学部の校内外での、実験の展示、地域の大人、子供たちとの
科学をテーマにした交流などの活動はとても興味深く、
そんな若い被昇天科学系女子たちの、
問題、課題解決への意欲はとても高く、
大人でも難しいであろう、ビオトープ建設を完成させる力となりました。

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Again賞にむけた活動を終え、
これからこのビオトープは自然科学部が
生物の育成、自然の循環や、
環境維持という地球全体のテーマに向き合う場所です。
ちもろん同窓会は、建設の支援はしましたが、
生徒たちは本当に自分たちで準備して、計画して、働いて、
つらい建設作業に耐え、しっかりした活動を継続して
念願のビオトープを手に入れました。

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この成功は、彼女たちにとっても、
もちろん私たち同窓会にとっても大きな喜びです。

Again賞に取り組んでくれた生徒たちには
努力、挫折、継続・・更なる試みで
高いハードルを越えた時に知ることができる「喜び」の実感を
これからの人生に役立てていただきたいと願っています。

【総務 Again賞選考委員 泉】


 

卒業生 農頭奈緒さん コンサート

again voice|2013.11.16
11月16日 学院にて。
42期卒業生のヴァイオリン奏者
農頭奈緒(のうがしら なお)さんのコンサートが行われました。
主催されたのは、いずみ会。
(いずみ会は学院に通う子供たちのお母様方の会、
  特にキリスト教信者さんのお集まりだそうです)

農頭さんのヴァイオリンと、
演奏のお仲間で現在大阪音楽大学研究室2年に在籍の 
桑沢美南さんのピアノでの演奏会。

箕面の秋の眺望が広がる学院中・高校舎講堂で、
優しいメロディー、激しく雄々しいリズムと音、
寂しい響き、明るい、楽しい音色・・・
もりだくさんで、素晴らしい演奏を聴かせていただきました。
  コンサートの内容詳細は以前の記事から

♪プログラム♪   

  ◆ ロマンス Op.94−2(シューマン/クライスラー編)
  ◆ ソナタ ホ短調 Kv.304W.A.モーツァルト)
  ◆ パルティータ第2番よりシャコンヌ(J.S.バッハ)
  ◆ ロンド〜「ハフナー・セレナーデKv.250」より(W.A.モーツァルト/クライスラー編)
  ◆ 3つのオレンジへの恋への行進曲(プロコフィエフ)
  ◆ 悲しきワルツ(ヴェッツェイ)
  ◆ モスクワの思い出(ヴィエニアフスキ)
  ◆ わが母の教え給いし歌(ドヴォルザーク)
  ◆ ツィゴイネルワイゼン(サラサーテ)
  ◆ アヴェマリア(グノー)

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曲の合間、各曲の選曲についてのエピソード、

農頭さんが大切にされている言葉
「幸福な時・・つつしみを持って、
   苦しいとき・・・勇気を持って」

パルティータ第2番よりシャコンヌ
ヴァイオリニストにとっての挑戦といえる曲のお話、

子供の頃の恩師、辻久子先生とのエピソード、

ソナタ ホ単調 kv.304では
幼く、まだ人生の本当の寂しさ、悲しさを知らない頃に
作者(W.A.モーツァルト)の寂しさ、悲しみの表現を深く感じていたこと、

など、
いろいろなお話もあり、
とても興味深く、
演奏もおしゃべりも、
もっと聞きたいと思ってしまいました。

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4歳の時からヴァイオリンをはじめ、
幼い頃から、ヴァイオリン奏者になると決めていたという
農頭さん。

中学、高校の生活を被昇天で過ごされました。

音楽教育専門の学科のある学校に進学する方も多いところ、
被昇天への進学を選んだことで、
練習時間とコンクールに忙しく過ごす日々に
豊かで落ち着いた時間を持つことができたこと。
音楽の世界だけではなく、
違う価値観も知ることができ、お友達を作ることもできたこと。
また、良いときも悪いときも、
いつも応援してくれた先生方に元気づけられた。
と、被昇天での生活について話してくださいました。

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ヴァイオリンと出会った事で
尊敬する恩師とも出会い、
その先生の言葉、生き方から、
音楽が人生をかける価値のあるものだと教えられたそうです。


今年、大阪音楽大学大学院を卒業し、
ヴァイオリン演奏者という職業人として
新しい生活をスタートした時、
それは、農頭さんにとっては、
ひとり、広い海に放り出されたごとく、
不安があったものの、
今日の母校での演奏は、
暖かい我が家に帰ってきた様ですと
明るく話しておられました。

「医者は人の命を救う仕事」など、
世の中の職業は、
何か人のためになるものです。
世界中にいろんな国があり、
それぞれの国の幸福の度合いが、
経済的な側面から語られることもありますが、
好きなヴァイオリン演奏を仕事に出来たからにはこれから、
ささやかでも音楽という「豊かさ・贅沢」を人々の生活に与え、
幸せを増やしたいという思いで、
仕事をしていきたいとも
おっしゃっていました。

本当に素晴らしい演奏に、素敵なお話、
ありがとうございました。
今日は被昇天の誇りをまたひとつ、
見つける事が出来ました。

【総務 泉】



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秋!! コンサートのお誘い♪

again voice|2013.11.07
アサンプション・チャリティ・デー、
お天気がどうなるかと思いましたが、
当日は皆さんの願いが通じて予定通り、
働いて、動いて、なんとか無事、
終えることができました。
ご協力、ご参加いただきましたみなさん、
お疲れ様でした。
おかげさまで今年のチャリティも、
同窓会は役目を果たすことが出来ました。

さて、既に月がかわり11月、
季節は本格的な秋を迎える中、
卒業生からおたよりをいただきましたので
ここでお知らせしたいと思います。
コンサートのお誘いです。
卒業後、音楽の道に進まれ活躍されている方が
たくさんおられると、かねがね耳にしておりましたが、
このたび機会に恵まれますこと、
たいへん楽しみです。

パンフレットをいただいています。
 クリック➡ ファミリーコンサートパンフレット
ご入場にはこのパンフレットを印刷してお持ちください。

【総務 泉】



メール ← ← ← 

「高校25期 短大24期の卒業生からのおたより」

皆さまもご存知のとおり、
本学院を卒業された皆さんが、世界を舞台に、
様々な分野でご活躍されていらっしゃいます。

そのひとつである音楽の分野におきましてもまた、
演奏者として第一線でご活躍されている方が
大勢いらっしゃるということは、
被昇天学院での教育の賜物です。

いずみ会では、その喜びと素晴しさを
皆さまと分かち合える 音楽会を作りたいと考えました。

そこで、開催 第2回目になります本年度は、
ヴァイオリニストの農頭奈緒さんをお招きし、
美しい音色を奏でていただくことになりました。

幼稚園児から高校生 そして保護者,
同窓生の皆さまが 学院に集まり、
親子で 教会音楽や クラッシク音楽に触れあい、
親しみを感じていただけるような音楽会にしたいと思っております。
使命”を生かし その活動に輝いていらっしゃる卒業生との出会いは、
夢を持っている在校生そして保護者の皆さまにとって、
大きなメッセージになると信じています。

 卒業生が奏でます美しいヴァイオリン、
そしてピアノの響きに包まれながら、
秋の午後のひと時をご一緒に楽しみませんか?

 皆さまのお越しをお待ちしております。


オータムファミリーコンサート

 

20131116日(土)1330開演1315開場)

聖母被昇天学院 中・高校舎 4階講堂 

入場無料   

当日は、「いずみ会活動協力金 募金箱」を設けさせていただきます。

小学生以下のお子様は,必ず保護者のご同伴をお願いします。

スリッパ,上靴をお持ちください.

 

 

♪出演            
 ♪ 
ヴァイオリン 農頭奈緒 
 ♪ ピアノ    桑沢美南    


♪プログラム♪   

  ◆ ロマンス Op.94−2(シューマン/クライスラー編)

  ◆ ソナタ ホ短調 Kv.304W.A.モーツァルト)

  ◆ パルティータ第2番よりシャコンヌ(J.S.バッハ)

  ◆ ロンド〜「ハフナー・セレナーデKv.250」より(W.A.モーツァルト/クライスラー編)

  ◆ 3つのオレンジへの恋への行進曲(プロコフィエフ)

  ◆ 悲しきワルツ(ヴェッツェイ)

  ◆ モスクワの思い出(ヴィエニアフスキ)

  ◆ わが母の教え給いし歌(ドヴォルザーク)

  ◆ ツィゴイネルワイゼン(サラサーテ)

  ◆ アヴェマリア(グノー)

 

Again賞2012のご報告

again voice|2013.05.07
ご報告が遅れましたが、
会員の皆様には、会報でもお伝えしておりました様に、
昨年同窓会は、被昇天の生徒達を応援、支援する活動、
"Again賞2012"を行い完了致しました。

(生徒達の活動の一部が学院のホームページに掲載←クリック)

被昇天の生徒として、
中・高生らしい、生徒達自身の企画を募集しましたところ、
生徒会執行部から「中学校高等学校東館南側斜面の緑化」の提案があり、
学院の先生方にも多くのご協力をいただいて、
今の同窓会が出来る範囲の支援、応援が出来ました。

同窓会が始まって以来、もうじき50周年を迎えると言う今、
同窓会が生徒達を直に支援などと、
母校の若い後輩たちへの初めての試みに、
試行錯誤と努力、挫折、継続・・・
私たちにとっても、「楽」ではなく、
多くのハードルや高い壁を感じる経験でしたが、
それを乗り越えた時の達成感が何にも代えがたい
本当の「喜び」となったのだと感じています。

長い期間、諦める事なく頑張ってくれた生徒達には先日、
学院の朝礼の場で表彰をすることが出来ました。

【総務 Again賞選考委員 泉】


***[以下詳細報告]****

<
企画の募集と採用>

2016年に迎える同窓会創立50周年を記念し、
聖母被昇天学院の理念に沿った
生徒団体の活動支援を目的として、
聖母被昇天学院同窓会第一回生徒活動支援事業「Again賞」を制定、
2012年夏、中高生徒を対象に企画を募集、
生徒会執行部の学内の緑化による美化活動を採用し、
支援を行いました。


 生徒会執行部の企画は、
自分たちの利用する学院施設の中で
中高東館南側斜面が荒れたまま
放置されているに等しいことに着眼しており、
問題意識を持って、環境の改善を
自ら行おうとする姿勢に意義を感じました。

また、花壇をつくるという経験は、
生徒たちにとって未経験であり、
完成させるまでに、植物、土、景観、
作業方法、日程、人員、経費計画など、
多様な側面を自ら工夫し、
探求しなければならない課題であり、
チームワークはもちろん、
グループ内外を問わず、
コミュニケーションの能力を発揮する
機会となる事を期待しました。


<活動の開始>


 生徒会執行部の企画
「中学校高等学校東館南側斜面の緑化」の活動を
生徒たちがはじめるにあたり、
対象とする斜面は傾斜がきつく、
また、継続して植物を植え育てるには
土壌の改良を行うべき場所であり、
企画は実現困難であると想定されましたが、
同窓会は生徒たちの積極的夢の探求を重視して
支援をしたい意向を持ちました。
その結果、緑化の方法や計画について
どのように寄り添い支援指導すべきか討議を重ね、
生徒会執行部に対しての
活動開始の指示までに時間を要しました。



<活動状況の把握、指導>


 生徒会執行部の企画の実行、
企画書にはない計画の詳細について、
生徒会執行部顧問の先生と同窓会の間で
双方に問い合わせや面談を行い、
また、企画進行の調整を行いながら、
生徒との面談、作業見学による確認や、
活動の成果を求める為の課題の設定をし、
企画の目標達成、報告書の提出を指導しました。

 生徒たちに直に指導、
協力をする機会が少ないところ、
生徒会執行部顧問の先生のご支援によって、
同窓会は助けられました。

<活動の最終目標の設定と実行>


 当初、生徒会執行部は緑化活動の中で、
学院の校章を模った花壇をつくる企画をたてました。
しかし、園芸の知識や経験が未熟であり、
斜面の土壌に問題があった為、
同窓会との面談にて助言も受け、
生徒会執行部は企画変更を行いました。

代わって、植物以外の煉瓦などの資材での文字
ASSUMPTION」の表示を含んでの緑化も企画しましたが、
予算が合わず、断念となりました。

 改めて生徒会内で話し合い、今後将来、
該当の斜面の緑化を進める為、
次世代の生徒会に夢を繋ぐ為の資料を残す事、
また卒業式に間に合わせて、
斜面にハート型の花壇をつくる事を最終目標として設定し、
時間のない中、積極的に活動の計画、同窓会への書面連絡、花材、
資材の手配、作業員協力の依頼を行い、
多くの先生方や生徒の協力を得て花壇を完成させました。


 

<評価>


 緑化の企画については、同窓会は当初、
提出物での計画詳細の認識が出来ず、
目標設定に曖昧な印象を持ったままの活動開始となりました。
企画開始後、活動状況を同窓会が正確に把握する為
同窓会は生徒会執行部顧問の先生との
コミュニケーションによる活動把握方法をとりました。

 同窓会は被昇天の教育として、
聖マリ・ウージェニーの教えを理解し、
また、学院長であるSr.宮本恵子のおっしゃる様に、
「かけがえのない存在として認められ、
 自分の使命を見いだし、
 世界で他者の為に貢献できる女性の育成」
であると考え、志し高く、この度支援の対象となった、
生徒会執行部に自主的な活動による「経験」という学習を求め、
活動終了後の面談においても同窓会として、
この教えについて生徒たちに直に伝え、
話し合う機会を設け、
着実に理解が進んでいる事を確認しました。

 企画の採用理由にも挙げましたが、
花壇づくりに絡んでの作業計画や知識、その習得方法など、
ノウハウを得る為の創意工夫は生徒たちには未知であり、
生徒たちの普段の経験値から鑑みると、
インターネットで自分で花材や園芸業者を見つけ、
見積書をもらい、注文、数量、納品日程の確認でさえ、
生徒たちにとっては自信や達成感
となったのではないかと推察します。

この様な経験による自信や達成感の蓄積が
「世界で他者の為に貢献できる女性の育成」
に繋がるものだと考え、
同窓会は生徒会執行部の活動による
生徒たちの経験を高く評価します。


●生徒会執行部の自己評価 (抜粋)
生徒会執行部を引き受けたことで、
朝礼など人前で積極的に発言する事が出来るようになった。

学園祭での出店など新しい事にチャレンジする事が出来、自信に繋がった。
Again賞においても、誰も経験していない初めての経験で花壇が出来上がり
達成感を持てた。
クラスメイトから自分達の生徒会活動を評価され、
自分でも評価出来る、自信に繋がると思った。
生徒会の会計処理なども難しく<、出来ないと感じたが、
協力者を得て達成する事が出来た。



12月8日の講演会から 『 祈る』ということ・・・

again voice|2012.12.10
被昇天に一時でも在席した方であれば『祈る』ことを知っています。
私たちは病気の人や何かにチャレンジする人に、「お祈りしています。」と、よく声をかけます。
この『祈る』というのは「願うこと・強く望むこと」です。
でも、Sr.宮本恵子のお話の中、『祈る』というのは、何気なく生きている日常を振り返り、神様(この世を超えている何者か)との対話をする。その時間の中で、何者かによって私たちの道のりがみちびかれていることや息吹きをふとした瞬間に感じ、その導きに従って生きて行こうと望むことでもあると、教えていただきました。
  (河崎)

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