卒業生 農頭奈緒さん コンサート

again voice|2013.11.16
11月16日 学院にて。
42期卒業生のヴァイオリン奏者
農頭奈緒(のうがしら なお)さんのコンサートが行われました。
主催されたのは、いずみ会。
(いずみ会は学院に通う子供たちのお母様方の会、
  特にキリスト教信者さんのお集まりだそうです)

農頭さんのヴァイオリンと、
演奏のお仲間で現在大阪音楽大学研究室2年に在籍の 
桑沢美南さんのピアノでの演奏会。

箕面の秋の眺望が広がる学院中・高校舎講堂で、
優しいメロディー、激しく雄々しいリズムと音、
寂しい響き、明るい、楽しい音色・・・
もりだくさんで、素晴らしい演奏を聴かせていただきました。
  コンサートの内容詳細は以前の記事から

♪プログラム♪   

  ◆ ロマンス Op.94−2(シューマン/クライスラー編)
  ◆ ソナタ ホ短調 Kv.304W.A.モーツァルト)
  ◆ パルティータ第2番よりシャコンヌ(J.S.バッハ)
  ◆ ロンド〜「ハフナー・セレナーデKv.250」より(W.A.モーツァルト/クライスラー編)
  ◆ 3つのオレンジへの恋への行進曲(プロコフィエフ)
  ◆ 悲しきワルツ(ヴェッツェイ)
  ◆ モスクワの思い出(ヴィエニアフスキ)
  ◆ わが母の教え給いし歌(ドヴォルザーク)
  ◆ ツィゴイネルワイゼン(サラサーテ)
  ◆ アヴェマリア(グノー)

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曲の合間、各曲の選曲についてのエピソード、

農頭さんが大切にされている言葉
「幸福な時・・つつしみを持って、
   苦しいとき・・・勇気を持って」

パルティータ第2番よりシャコンヌ
ヴァイオリニストにとっての挑戦といえる曲のお話、

子供の頃の恩師、辻久子先生とのエピソード、

ソナタ ホ単調 kv.304では
幼く、まだ人生の本当の寂しさ、悲しさを知らない頃に
作者(W.A.モーツァルト)の寂しさ、悲しみの表現を深く感じていたこと、

など、
いろいろなお話もあり、
とても興味深く、
演奏もおしゃべりも、
もっと聞きたいと思ってしまいました。

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4歳の時からヴァイオリンをはじめ、
幼い頃から、ヴァイオリン奏者になると決めていたという
農頭さん。

中学、高校の生活を被昇天で過ごされました。

音楽教育専門の学科のある学校に進学する方も多いところ、
被昇天への進学を選んだことで、
練習時間とコンクールに忙しく過ごす日々に
豊かで落ち着いた時間を持つことができたこと。
音楽の世界だけではなく、
違う価値観も知ることができ、お友達を作ることもできたこと。
また、良いときも悪いときも、
いつも応援してくれた先生方に元気づけられた。
と、被昇天での生活について話してくださいました。

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ヴァイオリンと出会った事で
尊敬する恩師とも出会い、
その先生の言葉、生き方から、
音楽が人生をかける価値のあるものだと教えられたそうです。


今年、大阪音楽大学大学院を卒業し、
ヴァイオリン演奏者という職業人として
新しい生活をスタートした時、
それは、農頭さんにとっては、
ひとり、広い海に放り出されたごとく、
不安があったものの、
今日の母校での演奏は、
暖かい我が家に帰ってきた様ですと
明るく話しておられました。

「医者は人の命を救う仕事」など、
世の中の職業は、
何か人のためになるものです。
世界中にいろんな国があり、
それぞれの国の幸福の度合いが、
経済的な側面から語られることもありますが、
好きなヴァイオリン演奏を仕事に出来たからにはこれから、
ささやかでも音楽という「豊かさ・贅沢」を人々の生活に与え、
幸せを増やしたいという思いで、
仕事をしていきたいとも
おっしゃっていました。

本当に素晴らしい演奏に、素敵なお話、
ありがとうございました。
今日は被昇天の誇りをまたひとつ、
見つける事が出来ました。

【総務 泉】



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